
「フルーツ王国」とも呼ばれる山梨県で栽培される「ぶどう」
主に生食されるブドウ品種
デラウエア
米国デラウエア州で育成されその名がつきました。小粒ではありますが、その食味は今でも日本人に好まれます。極早生品種で7月中旬頃から収穫されます。食べ頃は7月下旬から8月中旬頃です。
巨峰
静岡県の育種家大井上氏の育成品種です。黒色大粒種の主力品種となっています。種なし栽培とこだわりの種あり栽培があり、房の大きさも出荷形態により300~700gと様々ですが、果粒は12~13g程度になります。食べ頃は8月上旬から9月下旬頃です。
甲斐路
山梨県の育種家植原氏の育成品種です。名前のとおり山梨県を代表する赤色の晩生種です。糖度が高く食味は優れ、枝変わり種の「赤嶺」も早生甲斐路として多く栽培されています。食べ頃は9月上旬から10月中旬です。
シャインマスカット
農研機構果樹研究所が育成した皮ごと食べられるマスカット香を有した品種です。非常に食味に優れ、現在、山梨県で最も生産量が多いぶどうです。ハウス栽培も盛んにされていますが、露地の収穫は8月中旬頃から始まります。
甲斐キング
山梨県果樹試験場が育成した県オリジナル品種で産地化を進めています。着色がよく、果汁が多く食味が良好で、非常に大粒となることが特徴の期待のぶどうです。食べ頃は8月中旬から9月中旬頃です。
サンシャインレッド(甲斐ベリー7)
15年の歳月をかけて開発され、2022年に品種登録されたシャインマスカットの血を引く赤いブドウです。シャインマスカットの華やかな香りと甘さを有していること、食味が優れているところが大きな特徴です。
主にワイン醸造に使われるブドウ品種
甲州
1300年の歴史を持つ日本原産品種と言われ、生食および白ワイン原料に利用されます。種の周りの酸味が強いので、種ごと飲み込むことが地元流の食べ方です。山梨の露地ぶどうを締めくくる品種で、食べ頃は9月中旬から10月下旬です。また、日本ワインの代表的な品種としてOIV(国際ブドウ・ワイン機構)に登録されています。
マスカット・べーリーA
甘い香りと軽いタンニンが特徴。フルーティな味わいの赤ワインになります。日本ワインの発展に生涯をささげ、「日本のワインの父」と呼ばれる川上善兵衛が、品種交雑を行い誕生した品種です。
いくつ知ってましたか?
他にも様々な品種があります! 山梨の魅力をぜひ味わってください!
参考ページ
山梨県/フルーツ王国やまなし ・ ワイン/美酒美県やまなし ・ シャインマスカットの血を引く「サンシャインレッド」とは? | ハイクオリティやまなし
日本遺産「葡萄畑が織りなす風景」
峡東地域のブドウ栽培やワイン文化を活用し、峡東地域に来られる観光客の皆様に地域を楽しんでいただくための取り組みです。